【震災10年】激励受けた富山と茨城の小学校へ 久慈小生が寄せ書き作製

復興支援に感謝して寄せ書きなどを作製した久慈小の児童
復興支援に感謝して寄せ書きなどを作製した久慈小の児童
久慈市立久慈小(坂川孝志校長)は9日、東日本大震災後から同校に毎年義援金を届けている富山県高岡市立戸出西部(といでせいぶ)小と、千羽鶴などで激励してくれた茨城県日立市立久慈小に、感謝のメッセージを寄せ書きしたパネルを発送した。震災から10年.....
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 久慈市立久慈小(坂川孝志校長)は9日、東日本大震災後から同校に毎年義援金を届けている富山県高岡市立戸出西部(といでせいぶ)小と、千羽鶴などで激励してくれた茨城県日立市立久慈小に、感謝のメッセージを寄せ書きしたパネルを発送した。震災から10年となる11日に合わせ、地域の復興や感謝の思いを伝える。[br][br] 戸出西部小は震災のあった2011年から毎年、児童が育てたコメや、コメの販売金5万円前後を義援金として届けてきた。久慈小では、義援金を図書の購入費などに充てているという。[br][br] また、同名の日立市立久慈小の学校関係者からは11年5月、千羽鶴や応援のビデオメッセージ、横断幕が直接届いた。[br][br] 久慈小では両校に感謝を伝えようと、各学年の代表者が寄せ書きしたパネルを作製。児童会委員長の谷崎諒晟(りょうせい)君(6年)は「久慈がここまで復興したこと、これまでの感謝の気持ちを伝えたい」と語る。11日には戸出西部小の児童とオンラインで交流する予定だ。[br][br] このほか、児童たちは自分たちも誰かを支援する側になろうと、5年生が中心となって2月下旬に校内で募金活動を実施。歴史的なつながりで交流がある鯵ケ沢町で計画が進む秋田犬「わさお」の記念碑制作費として、集まった約2万6千円を送る。復興支援に感謝して寄せ書きなどを作製した久慈小の児童