12日まで震災パネル展 記憶や教訓伝える/野田村観光協会

野田村の被災状況を伝える東日本大震災のパネル展
野田村の被災状況を伝える東日本大震災のパネル展
東日本大震災から10年を迎えるのに合わせ、野田村観光協会が企画したパネル展が、村保健センター3階の復興展示室で開かれている。震災前の写真と共に、北奥羽地方最大の被災地となった村の被災直後の写真を展示し、記憶や教訓を伝えている。12日まで。 .....
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 東日本大震災から10年を迎えるのに合わせ、野田村観光協会が企画したパネル展が、村保健センター3階の復興展示室で開かれている。震災前の写真と共に、北奥羽地方最大の被災地となった村の被災直後の写真を展示し、記憶や教訓を伝えている。12日まで。[br][br] 倒壊した住宅のがれきで埋もれた村中心部や、壊滅的な被害を受けた漁港、なぎ倒された防潮林など、村の広報担当者が撮影した被災直後の写真パネルなど12枚を展示。震災直後に村災害対策本部が連日発行して全戸配布した生活情報のお知らせ、新聞紙面など当時の緊迫感を伝える資料も紹介。震災前の村の様子を忠実に再現したジオラマもある。[br][br] 村内では村民37人が津波の犠牲となり、全世帯の3分の1に当たる住宅515棟が被害を受けた。会場の同センターも津波で被災し、2017年に現在地で再建された。[br][br] 村観光協会の北田晴子さんは「協会では震災ガイドも実施しているが、この1年は新型コロナウイルスの影響で案内する機会が減った。パネル展が教訓を刻む機会になれば」と話している。[br][br] 開館時間は午前9時~午後4時。7、11日の午前10時~午後2時はガイドによる案内も可能。野田村の被災状況を伝える東日本大震災のパネル展