交付要領に反する補助金交付 八戸市、不適切な事務処理認める

八戸市南郷区で開かれてきた「南郷ジャズフェスティバル」を巡り、市が主催の実行委員会に交付要領に反する補助金を交付していたことが3日、包括外部監査の結果で明らかになった。監査で指摘を受けた市は「不適切な事務処理だった」と認めた。実行委に返還を.....
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 八戸市南郷区で開かれてきた「南郷ジャズフェスティバル」を巡り、市が主催の実行委員会に交付要領に反する補助金を交付していたことが3日、包括外部監査の結果で明らかになった。監査で指摘を受けた市は「不適切な事務処理だった」と認めた。実行委に返還を求めるかは今後、検討するとしている。[br][br] 監査結果などによると、同イベントへの補助について市は、前年度までの損失補塡(ほてん)分が交付要領では対象外にも関わらず、補助金を交付していた。補塡とみなされたのは、確認されているだけで2014、17、19年度の計3回で、計約170万円に上る。監査では「交付要領に反しており、損失補塡の可否や方法を早急に整理することを求めたい」と指摘している。[br][br] 市によると、要領の内容を正しく理解していなかったことが要因とみられる。[br][br] 3日の市議会一般質問で監査結果について問われた小林眞市長は「交付要領に反する不適切な事務処理との結果を真摯(しんし)に受け止める」と答弁。既に問題点を整理した上で、実行委側にも説明し、適正な補助金交付事務の運用体制を整えたことを強調した。