三沢市予算案、過去最大の244億円

三沢市は2日、2021年度一般会計当初予算案を発表した。ごみ焼却施設整備など公共施設の大規模改修で普通建設事業費が増え、過去最大の244億2800万円(前年度当初比9・9%増)となった。8日開会の市議会定例会に提案する。小桧山吉紀市長は「厳.....
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 三沢市は2日、2021年度一般会計当初予算案を発表した。ごみ焼却施設整備など公共施設の大規模改修で普通建設事業費が増え、過去最大の244億2800万円(前年度当初比9・9%増)となった。8日開会の市議会定例会に提案する。小桧山吉紀市長は「厳しい財政環境に置かれているが、市民福祉の向上、市勢発展に向けたまちづくり推進のための予算を編成した」と述べた。[br][br] 新規の主要施策は、全新生児の聴覚検査費用の全額助成に向けた乳児委託健康診査費247万円、小中学校でのタブレット端末の有効活用や授業構成に指導・助言する支援員を配置するICT活用支援業務委託料1012万円、三沢空港の第二駐車場整備費3027万円など。[br][br] 歳出のうち、投資的経費は54・4%増の60億6684万円。主な事業は、継続では焼却施設整備事業の整備工事28億1692万円、火葬場改修事業の改修工事4億9210万円。新規では、水槽付き消防ポンプ自動車整備事業8679万円、小中学校長寿命化改良事業の躯体調査業務委託計3001万円など。[br][br] 歳入は、自主財源が全体の26・5%の64億7309万円。うち市税は前年度当初比4・7%減の43億5828万円となる。[br][br] 基地交付金(国有提供施設等所在市町村助成交付金)は微増の21億3542万円。特定防衛施設周辺整備調整交付金(9条交付金)を含めた防衛関連の総額は47億6121万円に上る。[br][br] 貯金に当たる基金は8億3600万円を取り崩す。21年度末の残高は27億7300万円となる見込み。