先輩から後輩へ伝統芸能「沢田鶏舞」継承 

沢田鶏舞の伝承活動を行う児童
沢田鶏舞の伝承活動を行う児童
十和田市立沢田小(川村英徳校長)の3年生と6年生は2月25日、全校朝会で地域の伝統芸能「沢田鶏舞」の伝承活動の成果を披露した。 同校では、4~6年生が学校行事や神社の例祭で鶏舞を披露しており、卒業を控える6年生は、4年生に上がる前の3年生に.....
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 十和田市立沢田小(川村英徳校長)の3年生と6年生は2月25日、全校朝会で地域の伝統芸能「沢田鶏舞」の伝承活動の成果を披露した。[br][br] 同校では、4~6年生が学校行事や神社の例祭で鶏舞を披露しており、卒業を控える6年生は、4年生に上がる前の3年生に踊りを教えるのが伝統となっている。[br][br] 練習は同月上旬から計4回実施。授業時間や昼休みを活用し、6年生が基本となる扇子を使った4演目を3年生に指導した。[br][br] 全校朝会前日の同24日は、6年生6人と3年生7人が通し練習を実施。6年生は扇子の使い方や手足の動きなど、手本を見せながらアドバイスし、3年生は真剣な表情で動きをまねしながら踊りを覚えた。[br][br] 練習期間中は、地元の沢田鶏舞保存会の長澤利雄会長も訪れ、児童にアドバイスした。[br][br] 発表当日は、6年生と3年生が全校児童の前で、これまで積み重ねた練習の成果を発揮し、4演目を精いっぱい踊り切った。[br][br] 6年の瀧内真依さん(12)は「新型コロナの影響で、昨年は発表の場が少なく残念だった。伝統を広めるためにも、3年生は沢田鶏舞を引き継いでほしい」と力を込めた。同校に兄がいる3年の高橋悠希(はるき)君(9)は「自宅でも兄から動きを教えてもらった。(学校行事などの)本番ではしっかり踊りたい」と意気込んでいた。沢田鶏舞の伝承活動を行う児童