津波から児童守るためには 種差小で教員対象防災教室/八戸

教員が学校の防災・減災対策に理解を深めた教室
教員が学校の防災・減災対策に理解を深めた教室
八戸市立種差小(宍戸義彦校長)は2月24日、同校で教員対象の防災教室「学校における防災・減災対策~児童生徒の命を守るための環境整備」を開いた。津波の研究などをしている八戸工業大工学部土木建築工学科の加藤雅也教授が講演し、防災マニュアルの確認.....
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八戸市立種差小(宍戸義彦校長)は2月24日、同校で教員対象の防災教室「学校における防災・減災対策~児童生徒の命を守るための環境整備」を開いた。津波の研究などをしている八戸工業大工学部土木建築工学科の加藤雅也教授が講演し、防災マニュアルの確認など、日頃の備えの重要性を訴えた。[br][br] 市教委の「防災教室支援事業」を活用した取り組み。宍戸校長ら6人が参加した。[br][br] 加藤教授は講義の中で、東日本大震災の際、宮城県石巻市立大川小で多くの児童と教員らが津波の犠牲になった事例を挙げ、教員が災害の基礎知識を持つことが重要だと強調。「日頃の備えが、子どもの命を守る」と訴え、防災マニュアルなどが形骸化しないように注意を呼び掛けた。[br][br] さらに、種差小の避難場所などを教員と共に見回り、「コロナに伴って、必要な備蓄品も増える。市などと協議した上、何が必要か確認した方が良い」などと指摘した。[br][br] 宍戸校長は教室を終え、「われわれの一番の使命は子どもの命を守ること。今日学んだことを踏まえて、日頃から気を引き締めて防災に取り組んでいきたい」と語った。教員が学校の防災・減災対策に理解を深めた教室