コロナ禍の思い一冊にまとめる/三沢柔道協会

冊子完成の喜びをかみ締める全日本柔道少年団三沢分団の子どもら
冊子完成の喜びをかみ締める全日本柔道少年団三沢分団の子どもら
三沢柔道協会(澤口正義会長)は、下部組織の全日本柔道少年団三沢分団(尾崎正光分団長)に所属する幼児から小学6年生までの30人が昨年、新型コロナウイルスのために練習と試合出場の機会を奪われた経験や、感じた思いを記録して残そうと、子どもたちの作.....
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 三沢柔道協会(澤口正義会長)は、下部組織の全日本柔道少年団三沢分団(尾崎正光分団長)に所属する幼児から小学6年生までの30人が昨年、新型コロナウイルスのために練習と試合出場の機会を奪われた経験や、感じた思いを記録して残そうと、子どもたちの作文や絵画をまとめた冊子を作成した。冊子には、柔道ができることの大切さを実感し、新型コロナを吹き飛ばしたい、との一人一人の思いが詰まっている。[br][br] 新型コロナの影響で、柔道場は昨年2月末から6月上旬まで閉鎖。同年中は大会も軒並み中止となり、子どもたちは柔道に満足に打ち込めず、試合で実力を発揮できなかった。[br][br] 冊子の題名は「コロナ禍での成長への記憶・記録」。作成に当たり、幼児と小学1~3年生は「コロナに負けない」をテーマとした絵画を描き、小学4~6年生は練習できない悔しさ、もっと練習して強くなる―といった思いを作文につづった。冊子には、子どもたちによる寄せ書きの写真、関係者からの励ましのメッセージも掲載した。[br][br] 同分団が練習する三沢市内の柔道場で17日夜、約25人が冊子を受け取り、完成の喜びをかみ締めた。澤口会長は「子どもたちには冊子を読み、柔道を続ける意欲、保護者や指導者への感謝の気持ちを強くしてほしい」と期待を込める。[br][br] 人に見立てたウイルスを投げ飛ばす絵で表紙を飾った、おいらせ町立木ノ下小3年の大関元裕君(8)は「コロナをぶっ倒す、との気持ちを込めた」と誇らしげな表情。卒業を控える市立三沢小6年の大石涼音(すずね)さん(12)は「このような形で思い出を残すことができてうれしい」と喜びを語った。 冊子完成の喜びをかみ締める全日本柔道少年団三沢分団の子どもら