下北ジオ初の公式検定13人合格 地元の理解促進図る

下北ジオ検定に臨む受検者
下北ジオ検定に臨む受検者
下北ジオパークに対する地域住民の理解促進を図ろうと、初の公式検定「下北ジオ検定2021」が13日、むつ来さまい館で行われた。下北地域を中心とした11歳から82歳までの52人が受検し、13人が合格した。 検定の問題は、昨年初めて刊行された下北.....
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 下北ジオパークに対する地域住民の理解促進を図ろうと、初の公式検定「下北ジオ検定2021」が13日、むつ来さまい館で行われた。下北地域を中心とした11歳から82歳までの52人が受検し、13人が合格した。[br][br] 検定の問題は、昨年初めて刊行された下北ジオパーク公式ガイドブックから出題。地層や地形に関する知識などを4択で問い、100点満点中80点以上で合格となる。菅江真澄や大町桂月ら下北を訪れたとされる歴史上の人物の並べ替えや、野平の開拓や尻屋埼灯台の点灯など、近代の出来事を古い順から記すよう求める難問もあり、受検者の頭を悩ませた。[br][br] 成績上位者5人には下北ジオパーク認定商品の詰め合わせセットが贈られた。最高点の97点を獲得した小島昭夫さん(73)は「下北ジオパークガイドの会にも携わっており、合格を今後のガイドに生かしていきたい」と語った。[br][br] 検定は毎年実施する。主催した下北ジオパーク推進協議会会長の宮下宗一郎むつ市長は、「幅広い年齢層が受検してくれて、すごく良い検定だった。検定がジオを楽しみながら学び、盛り上げるきっかけになれば」と期待を込めた。[br][br] ジオパークは貴重な地質や地形、自然を保護するとともに、教育や観光に活用し、地域の持続可能な発展を目指す取り組み。下北地域5市町村の18エリアで構成する「下北ジオパーク」は今月5日、日本ジオパークに再認定された。下北ジオ検定に臨む受検者