三戸、名農統合案と全学校配置案に意見多数 高校再編の三八地区意見交換会

青森県教委は9日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定に向けた第3回三八地区意見交換会を八戸プラザホテルで開いた。同地区の学校配置シミュレーションで示した▽全学校を配置▽三戸と名久井農業を統合して新設校を設置―の2案につい.....
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 青森県教委は9日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定に向けた第3回三八地区意見交換会を八戸プラザホテルで開いた。同地区の学校配置シミュレーションで示した▽全学校を配置▽三戸と名久井農業を統合して新設校を設置―の2案について意見が続出。出席者からは「子どもたちの選択肢を確保するために今ある高校を残してほしい」「将来を見据え、この地域でどんな人材を育成したいのかという視点で配置を考えるべきだ」などの声が上がった。[br][br] 統合案が出ている三戸については、三戸町の友田博文教育長は「三戸町や田子町では隣接する二戸市に進学する中学生もいる。三戸高校がなくなると、一番近い県立の普通高校は岩手県立福岡高校になる」と説明。「町から近い県立高校が青森県内にあった方がいい」とし、三戸が存続することの重要性を強調した。[br][br] 導入を検討している全国からの生徒募集では、水資源に関する研究で成果を上げている名久井農業で導入してはどうか―との声も。「学習内容が分かりにくいため、イメージアップにつながる名前に変えてはどうか」と校名変更を提案する意見もあった。[br][br] 昨年9月から県内6地区で行ってきた意見交換会は今回で終了。各地区の意見は、報告書として本年度中に県教委に提出される。県教委は報告書を基に第2期実施計画案を作成し、パブリックコメント(意見公募)などを通して県民の意見を求める予定。