「焦らず、回復見守って」県が引きこもり支援フォーラム /十和田

引きこもり支援について講演する駒ケ嶺裕子さん
引きこもり支援について講演する駒ケ嶺裕子さん
ひきこもりや不登校などの困難を抱えた子どもや若者への支援拡大を図ろうと、青森県は4日、十和田市の上北地方教育会館で「子ども・若者支援地域フォーラム」を開催した。市内外から民生委員・児童委員ら関係者約40人が参加し、現場の実例と社会的サポート.....
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 ひきこもりや不登校などの困難を抱えた子どもや若者への支援拡大を図ろうと、青森県は4日、十和田市の上北地方教育会館で「子ども・若者支援地域フォーラム」を開催した。市内外から民生委員・児童委員ら関係者約40人が参加し、現場の実例と社会的サポートの必要性を学んだ。[br][br] フォーラムは2017年度にスタート。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、本年度は同市のみでの実施となった。[br][br] 弘前学院大社会福祉学部講師で、NPO法人子どもコンシェルジュ(秋田県鹿角市)理事長の駒ケ嶺裕子さん(56)が、「困難を有する子ども・若者への支援のあり方を考える」と題して講演。[br][br] 「つながりを保つために必ずあいさつをして」「周囲の人々は改善に焦らず、回復を見守ることが大事」など、当事者のペースに合わせた対応を呼び掛けた上で、「当事者と家族の社会的孤立を防ぐ社会をつくらなくてはいけない」と強調した。[br][br] 後半は、KHJ全国ひきこもり家族会連合会青森県支部「青森さくらの会」の下山洋雄代表らによる実例紹介も行われた。引きこもり支援について講演する駒ケ嶺裕子さん