震災10年 全小中学校に防災パネル設置/おいらせ町

おいらせ町が全8小中学校に掲示したポスター
おいらせ町が全8小中学校に掲示したポスター
おいらせ町は1月29日、東日本大震災から10年を迎えるのを前に、記憶と教訓を後世に伝えようと、震災の概況や復興の概要などを紹介するポスターを町内の全8小中学校に掲示した。町は今後、防災教育などにも活用してもらいたい考え。 掲示したポスターは.....
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 おいらせ町は1月29日、東日本大震災から10年を迎えるのを前に、記憶と教訓を後世に伝えようと、震災の概況や復興の概要などを紹介するポスターを町内の全8小中学校に掲示した。町は今後、防災教育などにも活用してもらいたい考え。[br][br] 掲示したポスターは2枚で、同町の当時の被害状況や避難者数、震災後に整備した明神山防災タワーなどの建物を紹介しているほか、奥入瀬川と明神川の洪水による浸水想定区域が示された地図も掲載。災害への備えと訓練の重要性が書かれている。[br][br] 同日、町立百石中には町まちづくり防災課の佐藤啓二課長補佐が訪れ、玄関ホールに掲示。全校生徒で構成する少年消防クラブ隊長の3年小笠原公也生徒会長(14)は、「震災の時は保育園におり、テーブルの下に避難したことを覚えている」と当時を思い出しながら、ポスターを見て「今まで知らなかった町の被害が分かった。震災は忘れてはいけないので、これから先も伝えていきたい」と話した。[br][br] 佐藤課長補佐は「ポスターで災害や防災への理解を深めてほしい。家族や大人から震災のことを聞き、自然災害にも備えてもらいたい」と呼び掛けた。おいらせ町が全8小中学校に掲示したポスター