青森県などは2日、県内で新たに7人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。保健所管内別では、八戸市5人、青森市と五所川原が各1人。このうち1人は三八地域の県立学校に勤務する教職員で、1月27日に発症し、同29日まで勤務していたことから、接触した生徒や職員など数十人の検査を実施している。一方、八戸市の5人は1月31日にクラスター(集団感染)が発生した市内の会員制スポーツ施設の利用者または同居人で、同施設に関連するクラスターは計11人となった。[br][br] 県教委によると、感染が確認された教職員は三八地域の県立学校で生徒指導に当たっていた。学校側は2月1日に保護者にメールで伝えたほか、2日には校舎の消毒作業を実施。学校は3日まで臨時休校とし、生徒に対しては2週間の健康観察を行うほか、自宅待機を要請している。[br][br] 県や市によると、八戸の5人のうち、40代女性と80代以上女性の計2人はクラスターが発生したスポーツ施設を利用。残りの80代以上男性と60代男女の計3人は、スポーツ施設を利用していた80代以上女性の同居人だった。いずれも軽症または無症状だという。[br][br] スポーツ施設関連では、ほぼ全ての検査対象者と連絡が取れている状態で、検査を受けるめどは付いているという。[br][br] 一方、80代以上男性は介護サービスを利用。既に男性が利用する介護事業所の職員や他の利用者ら数十人を対象に検査を実施し、2日夕方までに半数近くの陰性を確認している。60代男女の接触者は職場関係者数人。[br][br] ほかに感染が確認された青森市の50代男性と五所川原の40代女性はいずれも感染経路不明。県内の累計感染者は724人となった。