野辺地町議会の熊谷議長、議長辞職願提出

野辺地町議会の熊谷晴雄議長(78)が議長の辞職願を、杉山福行副議長宛てに提出していたことが2日、町などへの取材で分かった。熊谷氏は理由について「一身上の都合」としているが、町役場新庁舎建設を巡り、町側の対応に疑問を抱いたことが辞職の発端にな.....
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 野辺地町議会の熊谷晴雄議長(78)が議長の辞職願を、杉山福行副議長宛てに提出していたことが2日、町などへの取材で分かった。熊谷氏は理由について「一身上の都合」としているが、町役場新庁舎建設を巡り、町側の対応に疑問を抱いたことが辞職の発端になったとみられる。提出は1日付。[br][br] 熊谷氏は1983年の町議選で初当選し、現在10期目。19年5月から議長を務めている。[br][br] 熊谷氏は取材に「自分一人で決断した」と強調。新庁舎建設を巡り、建設予定地の土地取得面積が当初計画よりも狭くなったにも関わらず、軽微な変更として計画を進めた町側の対応を問題視したことが、「議長辞職を考える理由になった」と明かした。[br][br] 町議会は現在、現町政に対する与野党の議員数が拮抗(きっこう)しており、ある議員は「野党側の熊谷氏が議長を辞め、一般の議員として議案の採決に加われば、野党側が有利になる可能性もある」などと語った。[br][br] 15日にも町議会臨時会が開かれる予定。辞職が許可されれば、議長選挙が行われる見通し。