【スキー国体中止】青森県代表選手、動揺と落胆

国体青森県予選会の成年男子10キロクラシカル。今年の予選会は新型コロナウイルスの影響で成年と少年を分けて実施した=1月16日、大鰐温泉スキー場
国体青森県予選会の成年男子10キロクラシカル。今年の予選会は新型コロナウイルスの影響で成年と少年を分けて実施した=1月16日、大鰐温泉スキー場
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スキー国体の中止が決まった1日、青森県代表として参加予定だった選手らには動揺と落胆が広がった。 クロスカントリー競技に出場予定だった野辺地高のメンバーは、今月6日に開幕するインターハイのため訪れていた長野.....
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スキー国体の中止が決まった1日、青森県代表として参加予定だった選手らには動揺と落胆が広がった。[br][br] クロスカントリー競技に出場予定だった野辺地高のメンバーは、今月6日に開幕するインターハイのため訪れていた長野県で大会中止の一報を受けた。[br][br] 監督から開催見送りを伝えられたという女子の熊谷友奏(2年)は「リレーでは上位を狙えると思っていたので残念」と率直な思い。男子の沼山耕弥(3年)は「まさかなくなるとは思わなかった。インハイの後に控える大会もコロナでどうなるか分からない」と今後の影響を心配した。[br][br] 国体がなくなったことで、全国のライバルと力を競う場はおのずと限られる。アルペン競技の後山晃聖(三本木中―東義高2年)は「中止は悲しいが、目の前のレースに集中したい」と気持ちを切り替えた。[br][br] 選手からは大会中止に理解を示す声も聞かれた。昨年の10キロクラシカル種目で5位に入賞した蛯名貴徳(野辺地高―自衛隊体育学校)は「今年は優勝を狙っていただけに開催されないのはショック」としつつ、「世の中が大変な状況なので仕方ないと思う」と続けた。[br][br] 県スキー連盟の三上尚志専務理事は「国体予選を少年と成年で日にちを分けるなどして、なんとか開催してきたので本当に残念。やっぱり努力してきた選手たちを大会に出してあげたかった」と苦しい胸の内を語った。[br][br] 県スポーツ協会によると、大会には県勢として選手ら66人が挑む予定だった。国体青森県予選会の成年男子10キロクラシカル。今年の予選会は新型コロナウイルスの影響で成年と少年を分けて実施した=1月16日、大鰐温泉スキー場