【八戸西センバツへ】リサイクルボールで交流 八高支生、喜びに沸く

手作りのプラカードで八戸西の甲子園初出場を喜ぶ八戸高等支援学校の生徒ら=29日午後3時45分ごろ、同校体育館
手作りのプラカードで八戸西の甲子園初出場を喜ぶ八戸高等支援学校の生徒ら=29日午後3時45分ごろ、同校体育館
春夏を通じて初の甲子園出場を決めた青森県立八戸西高。練習で傷んだボールを修繕する「リサイクルボール」の活動などを通して、ナインと一緒に夢を追い掛けてきた八戸高等支援学校(八高支、大崎光幸校長)の生徒たちも喜びに沸いた。 両校では、八高支の小.....
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 春夏を通じて初の甲子園出場を決めた青森県立八戸西高。練習で傷んだボールを修繕する「リサイクルボール」の活動などを通して、ナインと一緒に夢を追い掛けてきた八戸高等支援学校(八高支、大崎光幸校長)の生徒たちも喜びに沸いた。[br][br] 両校では、八高支の小川貴史教諭が八西硬式野球部の監督を務めているのが縁で交流を続ける。八高支の生徒たちが傷んだボールを修繕して毎週のように届けているのに対し、同部の部員たちは定期的に学校を訪れ、障害者スポーツに一緒に汗を流すなどしてきた。[br][br] 日本高野連によると、こうした障害の有無に関係なく子どもたちが同じ場所で学ぶ「インクルーシブ教育」は、21世紀枠での甲子園出場の後押しにもなったという。[br][br] 八高支ではこの日、生徒、職員ら約70人が同校体育館に集まり、第93回選抜高校野球大会の選考委員会をインターネット中継で見守った。吉報の直後には、小川教諭から「みんなのおかげ」という感謝のメールも届けられ、生徒たちが大きな拍手と「祝甲子園おめでとう」の手作りプラカードを掲げて喜んだ。[br][br] リサイクルボールを手掛ける普通科3年の吉田望さん(18)は「西高と小川先生のためにもっと頑張りたい」と意欲。スポーツで交流する産業科2年の野辺地碧流(へきる)さん(17)は「一生懸命練習している成果を出してほしい。目指せ優勝」と力強くエールを送った。[br][br] 八戸西OBでもある大崎校長は「本校の活動が出場に貢献できたことは喜ばしい。西高らしく自然体で活躍をしてほしい」と期待した。手作りのプラカードで八戸西の甲子園初出場を喜ぶ八戸高等支援学校の生徒ら=29日午後3時45分ごろ、同校体育館