当初予算7千億円規模か 知事査定終わる/青森県  

青森県の三村申吾知事は29日、2021年度一般会計当初予算案の総額について、20年度当初予算の6816億円を「上回る」との見通しを示した。プラス予算は3年連続で、15年度以来となる7千億円超の規模になるとみられる。臨時財政対策債を含めた地方.....
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 青森県の三村申吾知事は29日、2021年度一般会計当初予算案の総額について、20年度当初予算の6816億円を「上回る」との見通しを示した。プラス予算は3年連続で、15年度以来となる7千億円超の規模になるとみられる。臨時財政対策債を含めた地方交付税の増額が国から担保されたため、財政調整用基金の取り崩し額をゼロとし、収支均衡を続ける目標は堅持。新型コロナウイルスの感染拡大防止と経済対策の両輪を回しながら、人口減少など県が抱える課題への施策も着実に進める。[br][br] 同日、予算案の知事査定が終了。県庁で報道陣の取材に応じた。[br][br] 一体編成する20年度補正予算案と合わせた実行予算ベースでは、昨年12月の各部局の予算要求見積総額である7351億2500万円を上回る公算が大きい。[br][br] 県税の減収が見込まれる中、農業や観光振興、雇用創出などに重点的に取り組み、県基本計画に掲げる将来像の実現を目指す。[br][br] 三村知事は「コロナ対策と、ビヨンド(コロナ後を見据えた)の経済への準備を進めていかなければならない」と増額の理由を説明。インターネットでの電子商取引「Eコマース」をはじめ、デジタル化の促進に努める考えを示した。[br][br] 当初予算案は2月18日に公表し、22日開会予定の県議会定例会に提出される。