【八戸西センバツへ】「春」見据えナイン始動

センバツ出場決定後の初練習でランニングする八戸西ナイン=29日午後4時半ごろ、同校
センバツ出場決定後の初練習でランニングする八戸西ナイン=29日午後4時半ごろ、同校
創部46年目にして、八戸西は初の甲子園への切符をつかみ取り、同校の歴史に新たな1ページを刻んだ。29日、21世紀枠で第93回選抜高校野球大会への出場が決定。ナインは同校会議室で渡辺学校長から出場の報告を受けて喜んだのもつかの間。練習着に着替.....
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 創部46年目にして、八戸西は初の甲子園への切符をつかみ取り、同校の歴史に新たな1ページを刻んだ。29日、21世紀枠で第93回選抜高校野球大会への出場が決定。ナインは同校会議室で渡辺学校長から出場の報告を受けて喜んだのもつかの間。練習着に着替えると、3月19日に開幕する本番での目標を「甲子園2勝」に定めて本格始動した。[br][br] ナインは雪が積もった野球場で、ランニングなどウオーミングアップを済ませると、野手と投手陣が分かれ、それぞれ打撃練習やキャッチボールなどに約2時間、精力的に汗を流した。[br][br] 秋の東北大会8強の原動力だったエース福島蓮は「甲子園のマウンドを意識して練習している。下半身をより強化し、安定した投球を目指す」と決意。中軸の西谷泰成は「甲子園ではさまざまな好投手と戦うことになる。力負けをしないよう、強い打球を意識して、バットを振り込みたい」と意気込んだ。[br][br] 2年生には中学時代、硬式野球クラブ「八戸ウエスト」で切磋琢磨していたチームメイトが8人も在籍。リードオフマンの相前雄一朗はこのうちの一人で、「みんなで“八西”に進学して、甲子園に行こうと夢を語り合っていた」と当時を振り返る。いざ、悲願の大舞台が目前に控え、「チーム力ではどこにも負けない。甲子園でも勝利を目指して、毎試合に臨んでいく」と決意をみなぎらせた。[br][br] ナインは当面、週末は隣県の室内練習場を活用するなどして調整。3月上旬以降は関東遠征などで実戦勘を取り戻しながら本番に備える予定。[br][br] 小川貴史監督は「今冬は筋力トレーニングなどフィジカル面の強化に取り組み、打撃面は全体的にパワーアップしている」と話し、3月に解禁される練習試合を心待ちにしていた。センバツ出場決定後の初練習でランニングする八戸西ナイン=29日午後4時半ごろ、同校