ろくろを回し土器作りに挑戦 おいらせ阿光坊古墳館

ろくろを使った土器作りに挑戦する参加者
ろくろを使った土器作りに挑戦する参加者
おいらせ町のおいらせ阿光坊古墳館(小谷地肇館長)は24日、足で蹴って回すろくろを使った土器作り体験会を同館で開き、町内から参加した8人が講師から教わりながら、皿状の「坏つき」作りに挑戦した。 土器作りを通じて阿光坊古墳群などへの関心を高めて.....
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 おいらせ町のおいらせ阿光坊古墳館(小谷地肇館長)は24日、足で蹴って回すろくろを使った土器作り体験会を同館で開き、町内から参加した8人が講師から教わりながら、皿状の「坏つき」作りに挑戦した。[br][br] 土器作りを通じて阿光坊古墳群などへの関心を高めてもらう狙い。ろくろを使い土器を作る技術は、9世紀の中ごろに同町の辺りまで伝わったとされる。講師は、南部町で阿房宮窯を営む陶芸家沼畑優さんが務めた。[br][br] 沼畑さんが手本を見せた後、参加者はそれぞれ制作を開始。粘土の形を手で整える作業や、糸を使って台から土器を切り離す作業に苦戦しながらも、世界に一つしかない自分の作品作りを楽しんだ。[br][br] 土器は、しばらく乾燥させた後に焼いて完成。3月以降に参加者へ引き渡す予定だ。[br][br] N高等学校(沖縄県うるま市)でインターネットを通じて学ぶ同町木崎の渡辺愛子さん(17)は、「最初に思い描いたものとは違う形になったが、うまくできた。作り手の個性が自然とにじみ出てくるので面白い」と笑顔を見せた。[br][br] 同館は2月6~27日の間の毎週土曜午後1時から、「阿光坊古墳群を学ぼう講座」を開く。計4回で、初回は土をこねた輪を積み上げる手法での土器作りを体験する。参加は無料だが、初回のみ材料費350円が必要。定員は各回12人。[br][br] 申し込み、問い合わせはおいらせ阿光坊古墳館=電話0178(20)0405=へ。ろくろを使った土器作りに挑戦する参加者