「やさしい日本語」で外国人とコミュニケーションを/八戸

災害時の外国人とのコミュニケーションに理解を深めた講座
災害時の外国人とのコミュニケーションに理解を深めた講座
八戸市と市連合町内会連絡協議会(上野茂宣会長)は21日、八戸グランドホテルで「地域で育むBOSAI力準備講座」を開催し、町内会、自主防災会に所属する28人が「やさしい日本語」をテーマに、災害時の外国人とのコミュニケーションについて理解を深め.....
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 八戸市と市連合町内会連絡協議会(上野茂宣会長)は21日、八戸グランドホテルで「地域で育むBOSAI力準備講座」を開催し、町内会、自主防災会に所属する28人が「やさしい日本語」をテーマに、災害時の外国人とのコミュニケーションについて理解を深めた。[br][br] 講師を務めた、岩手大国際教育センターの松岡洋子教授は「英語なら外国人にも伝わる」「ジェスチャーなら分かるだろう」などといった日本人の思い込みを指摘。「在日の外国人なら、簡単な日本語で話したほうが伝わることもある」などと強調した上で、伝わりやすい日本語での表現の例をいくつか紹介した。[br][br] 昨年10月に同市上長地区で実施された、外国人と地区住民による合同防災講座の内容も紹介し、「日頃から外国人と交流することが最も重要」と訴えた。[br][br] 江陽地区自主防災会の田邊隆会長(70)は講座後の取材に、「町内に中国人が多く住んでおり、国際交流会を開催したことがある。今後も取り組んでいくべきだと改めて感じた」と話し、活動継続の必要性を感じた様子。松岡教授は「外国人との関係性をつくる、何らかのきっかけづくりが各地区で行われることが必要」と話した。災害時の外国人とのコミュニケーションに理解を深めた講座