任期満了に伴う十和田市長選は24日、投票が行われ、即日開票される。無所属で4選を目指す現職の小山田久候補(74)=自民、公明党推薦=と、共産党新人で政党役員の中野渡旬候補(72)による一騎打ちで、小山田市政3期12年の評価を最大の争点に、両候補とも終盤戦の訴えに声をからしている。[br][br] 選挙戦は、小山田候補が現職らを破って初当選した2009年以来12年ぶり。新型コロナウイルスによる外出控えが顕著な中、投票率の行方も焦点となる。[br][br] 小山田候補は3期の実績をアピールし、「まずは新型コロナを乗り越え、課題解決に向けて着手している事業を進める」と、市政継続の必要性を強調。市議21人中、二大会派の19人や地元選出県議らが支える。[br][br] 公約にはデジタル化による行政サービスの推進、移住促進による人口減少対策などを掲げる。[br][br] 中野渡候補は「次の4年もこのままで良いのか。市民の声にしっかりと耳を傾ける市政にしなければならない」と、市政刷新を訴える。街頭演説を繰り返し、出馬表明の出遅れ挽回と知名度向上に注力している。[br][br] 公約は福祉、子育てなど四つを柱に、水道基本料金引き下げや給付型奨学金創設などを打ち出す。[br][br] 期日前投票は23日まで。市役所別館は午前8時半~午後8時、西コミュニティセンター、市民交流プラザ「トワーレ」、イオンスーパーセンター十和田店は午前10時~午後7時。