【記者席】亡き羽田氏の思い胸に初舞台

「政治は困っている人のためにある。俺たちが頑張らなくてどうする」。立憲民主党の田名部匡代参院議員は22日の参院本会議で、新型コロナウイルス感染症で急逝した立民の先輩、羽田雄一郎氏が常々口にしていた助言を胸に、キャリア初の政府4演説への代表質.....
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 「政治は困っている人のためにある。俺たちが頑張らなくてどうする」。立憲民主党の田名部匡代参院議員は22日の参院本会議で、新型コロナウイルス感染症で急逝した立民の先輩、羽田雄一郎氏が常々口にしていた助言を胸に、キャリア初の政府4演説への代表質問に臨んだ。[br][br] 互いの父親が二大政党制の実現を目指して自民党を飛び出し、本人同士も大学の同窓で旧民主党時代から歩みを共にした間柄。代表質問は、そんな気が置けない羽田氏から最後に託された仕事だった。「皆、我慢の限界まで頑張っている。その姿が見えているのか」。締めくくりにはこう語気を強め、コロナ禍で苦しむ国民の声を代弁した。[br][br] 一方、菅義偉首相は淡泊な答弁に終始。本会議を終えた田名部氏は「全部が不誠実。質問が悪かったのか」と皮肉交じりに切り捨て、次なる論戦に向けて気を引き締めた。