【全中冬季大会中止】「なぜ」「ショック」選手落胆

顧問の種市勉教諭(左)から全国大会の中止について説明を受ける八戸二中アイスホッケー部員=18日、八戸市長根公園ホッケーリンク
顧問の種市勉教諭(左)から全国大会の中止について説明を受ける八戸二中アイスホッケー部員=18日、八戸市長根公園ホッケーリンク
新型コロナウイルス感染症により、夏に続き、またも中学生たちのひのき舞台が奪われた。地元で開催予定だった大会で優勝を目指していたアイスホッケーのチーム、上位入賞へ調子を上げていたスピードスケート選手、昨年の雪辱を果たすべく練習を重ねてきたフィ.....
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 新型コロナウイルス感染症により、夏に続き、またも中学生たちのひのき舞台が奪われた。地元で開催予定だった大会で優勝を目指していたアイスホッケーのチーム、上位入賞へ調子を上げていたスピードスケート選手、昨年の雪辱を果たすべく練習を重ねてきたフィギュアの選手…。それぞれが掲げてきた目標に挑む場が絶たれ、やり切れない思いを募らせた。[br][br] 八戸では13年ぶりとなるアイスホッケーには、県勢4チームが出場予定だった。2年ぶりの全中出場だった八戸二のメンバーは18日、同市長根公園ホッケーリンクで練習後、中止を伝えられた。[br][br] 顧問らの話を黙って聞きつつ、ミーティングが終わると「どうして中止なんだろう」と思わずこぼす声も。3年の大久保魁斗主将は「最後の全中を、地元で迎えられるチャンスはそうそうない。みんなモチベーションは高かったのに、中止は悲しい」と肩を落とした。[br][br] 他の競技も、選手の悔しさは変わらない。スピードで長距離2種目に出場予定だった佐々木海地(白山台3年)は「タイムは順調に伸びていた。5000メートルは表彰台の頂点に立ちたかった」と悔しさをあらわ。中学生活の集大成とするはずだったフィギュアの聖前埜乃華(八戸東3年)は「前回は大会直前にマイコプラズマ肺炎になり、本番で全く力を出し切れなかったので今大会に懸けていた。一番の目標が無くなってしまいショック。受け止めきれない」と声を詰まらせた。[br][br] スキーの距離に複数選手が出場予定だった野辺地の藤川雅之校長は「生徒は全国大会を目標に1年間頑張ってきただけに、ショックを受けている」と話した。顧問の種市勉教諭(左)から全国大会の中止について説明を受ける八戸二中アイスホッケー部員=18日、八戸市長根公園ホッケーリンク