出来上がり心待ちに 福祉作業所で寒大根作り/八戸

自らが生産、加工した大根を干す利用者
自らが生産、加工した大根を干す利用者
八戸市西白山台1丁目の就労継続支援B型事業所「宝の杜(もり)」(古里都子管理者)で16日、寒大根作りが行われた。利用者が自ら生産、加工した大根を干す作業に精を出し、北国の冬の味覚の完成を心待ちにした。 同事業所では、同市南郷の農場で野菜や果.....
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 八戸市西白山台1丁目の就労継続支援B型事業所「宝の杜(もり)」(古里都子管理者)で16日、寒大根作りが行われた。利用者が自ら生産、加工した大根を干す作業に精を出し、北国の冬の味覚の完成を心待ちにした。[br][br] 同事業所では、同市南郷の農場で野菜や果物栽培をしており、大根は夏に栽培を始めて秋に収穫した。これまで、少量の寒大根を作ったことはあったが、今年は約70本もの量を作る計画だという。[br][br] 寒さが緩み、雪解けが進んだこの日、利用者5人が、ひもにくくった大根を小屋に手際良く干していった。利用者の田中孝蔵さん(36)は「自分たちが育てた思い入れのある大根。寒暖差でもっとおいしくなってほしい」と期待を込めた。[br][br] 栽培や加工の指導をし、作業を見守った同市の農業田名部和義さん(68)は、「活動を通して文化継承をしてほしい。みんな一生懸命やっているから良い物ができるはず」と目を細めていた。[br][br] 寒大根は約1カ月半干した後、鯨汁にして敷地内の住宅型有料老人ホーム「いなほ荘」の入所者に提供する予定。自らが生産、加工した大根を干す利用者