【新型コロナ】青森市の高校でクラスター 部活動で感染拡大か

青森県などは14日、青森市で24人、上十三保健所管内で1人の計25人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。調査中の4人を除き、軽症か無症状。同市の24人は性別非公表の10代22人と30代男性、40代女性で、市内の同じ高校の運動部活動.....
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 青森県などは14日、青森市で24人、上十三保健所管内で1人の計25人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。調査中の4人を除き、軽症か無症状。同市の24人は性別非公表の10代22人と30代男性、40代女性で、市内の同じ高校の運動部活動に関連。県と市はこの高校でクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。感染が限定的だとして、学校の特定を避けるため公私立の別や校名を公表していない。学校クラスターの発生は弘前管内の県立高校に続いて県内で2件目。県内の累計患者数は607人になった。[br][br] 今回の学校クラスターに関連した感染者は、同じ部活動に所属する生徒20人と教職員1人、この高校に起因して感染したとみられる40代女性1人と10代2人、13日に感染が判明した弘前管内の40代男性1人の計25人に上る。[br][br] 市によると、12日にこの高校の教員から「同じ部活に所属する複数の生徒に発熱の症状がある」と相談があった。[br][br] 市保健所は学校から部員名簿の提供を受け、13日に生徒や教職員34人のPCR検査を実施。陽性が判明した24人以外の10人は陰性だった。14日までに同居人ら関係者計59人を特定しており、検査を進めている。[br][br] 県によると、正月以降に高校の敷地内で練習していた。感染経路は調査中だが、この部活動には県外から複数人が参加していた。昨年12月にクラスターが発生した弘前管内の県立高校と関連はないという。[br][br] 高校は冬休み期間中。市保健所が今後、学校の感染対策を調査するほか、校内の消毒作業を行う予定。[br][br] 感染拡大の懸念について県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「冬休み中の部活動で、校内での拡大は限定的」と説明。部活動時の注意点として▽部活終了後は、息抜きとして部員が集まる機会が多く注意が必要▽発症者を早期に把握して適切に休むよう指導する―などを挙げた。[br][br] 上十三管内で感染が確認されたのは50代男性で、既に感染が判明している未成年者の濃厚接触者。健康観察中に発症し、2度目のPCR検査で陽性が判明した。健康観察中だったため濃厚接触者はいない。