高齢者施設で特製おせちに舌鼓 「お正月を華やかな気分で」/八戸

彩り鮮やかなおせち料理に喜ぶ利用者
彩り鮮やかなおせち料理に喜ぶ利用者
八戸市の社会福祉法人寿栄会(田名部厚子理事長)が運営するグループホーム「たむかい寿楽荘」は元日、新型コロナウイルスの影響で外出できない利用者に楽しんでもらおうと、同市の割烹「萬鱗」の協力を得て、特別仕様のおせち料理を振る舞った。利用者は色鮮.....
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 八戸市の社会福祉法人寿栄会(田名部厚子理事長)が運営するグループホーム「たむかい寿楽荘」は元日、新型コロナウイルスの影響で外出できない利用者に楽しんでもらおうと、同市の割烹「萬鱗」の協力を得て、特別仕様のおせち料理を振る舞った。利用者は色鮮やかなおせち料理を味わいながら、特別なひとときを過ごした。[br][br] 同施設では、新型コロナ感染防止のため家族との面会を制限しており、利用者は外出もままならず引きこもりがちな日々が続いていた。「外に出掛けたい」「外食がしたい」という利用者の声を聞いたスタッフが、「せめてお正月は華やかな気分を楽しんでもらいたい」との思いから萬鱗に協力を依頼した。[br][br] 福祉施設から初めて依頼を受けた萬鱗は、高齢者向けに具材を小さく食べやすい大きさにし、量も少なめにするなどの工夫を凝らした特別なおせち料理を用意した。[br][br] 元日は感染対策のため、寿栄会の下沢勉副施設が萬鱗に足を運び、利用者18人分を受け取った。[br][br] 利用者は彩り鮮やかな伝統的なおせちに感激した様子で、普段は小食の人も完食するなど大好評だったという。田名部理事長は「たくさんの人の協力のおかげで利用者様の希望をかなえることができた」と喜ぶ。[br][br] 萬鱗のおかみの大沼サチ子さんは「高齢者施設のためのおせちは新しい試みだったが、喜んでもらえたようでうれしい。これからもさまざまな注文に応えたい」と声を弾ませていた。彩り鮮やかなおせち料理に喜ぶ利用者