南浜漁協(八戸)の定置網破られる 航行中の船舶接触か

破られた定置網=2020年12月28日、八戸市の深久保沖(同市南浜漁協提供)
破られた定置網=2020年12月28日、八戸市の深久保沖(同市南浜漁協提供)
八戸市南浜漁協(深川修一組合長)が八戸沿岸の4カ所に設置している定置網のうち、3カ所が破られていたことが5日、漁協への取材で分かった。航行中の船舶が接触した可能性があり、漁協側は「年末年始の時期でもあり、大変困っている。情報を寄せてほしい」.....
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 八戸市南浜漁協(深川修一組合長)が八戸沿岸の4カ所に設置している定置網のうち、3カ所が破られていたことが5日、漁協への取材で分かった。航行中の船舶が接触した可能性があり、漁協側は「年末年始の時期でもあり、大変困っている。情報を寄せてほしい」と話している。[br][br] 深川組合長によると、先月28日未明、漁協所属の漁船が深久保、種差、大久喜のそれぞれ海岸から約2キロ沖合の定置網で、ロープや網の切断と浮き玉の破損を確認した。ロープには船のものとみられる赤や青の塗料が付着。25日に操業した際は気付かなかったという。[br][br] 通報を受けた八戸海上保安部は、25~28日に海域を運航した500トン以上の船舶を照会したが、該当する船はなかったという。八戸海保は「通常業務の中で情報が得られれば対応することはある」としている。[br][br] 漁協は網を補修するなど応急処置をした上で漁を継続。具体的な損壊の状況や被害額などは未確定という。深川組合長は「年末年始の慌ただしい時期でもあり、大変な目に遭った。目撃情報があったら知らせてほしい」と呼び掛けている。破られた定置網=2020年12月28日、八戸市の深久保沖(同市南浜漁協提供)