箱根から東京五輪へ挑戦 駒大・田澤(是川中出)ら

 東京箱根間往復大学駅伝で、戸塚中継所に向かう駒大2区の田澤廉=2日、横浜市
 東京箱根間往復大学駅伝で、戸塚中継所に向かう駒大2区の田澤廉=2日、横浜市
第97回東京箱根間往復大学駅伝は3日、駒大の大逆転優勝で幕を閉じた。注目されながら本領を発揮できなかった各校のエースたちは夏に東京五輪が控える今年、目標を切り替えてトラック種目の飛躍に期待が懸かる。 昨年11月の全日本大学駅伝で駒大優勝の立.....
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 第97回東京箱根間往復大学駅伝は3日、駒大の大逆転優勝で幕を閉じた。注目されながら本領を発揮できなかった各校のエースたちは夏に東京五輪が控える今年、目標を切り替えてトラック種目の飛躍に期待が懸かる。[br][br] 昨年11月の全日本大学駅伝で駒大優勝の立役者となった2年生の田澤廉(是川中―青森山田高)は2区で区間7位。7人抜きを演じても、区間賞候補であっただけに「期待に応えられなかった。まだまだ力は足りない」と満足にはほど遠かった。[br][br] 日本選手権の1万メートルでは27分46秒09で学生最高の8位入賞。マラソン日本記録保持者、大迫傑(ナイキ)らとの「普段は味わえないレース」でスピード強化の手応えを深めた。駅伝のためにスタミナも磨き、一層の成長を予感させる。[br][br] 3000メートル障害で日本歴代2位のタイムを持つ順大1年生の三浦龍司は1区で区間10位にとどまった。号砲直後のスローペースでリズムを崩すと、終盤のスパート勝負についていけず「まだまだレース中の切り替えは課題」と自分を戒めた。[br][br] 昨年12月の日本選手権長距離種目を右脚負傷で欠場して備えた初の箱根路は「楽しんだのもあったが、同時にプレッシャーも大きかった」。貴重な経験を糧にし、五輪切符の獲得を見据える。[br][br] 2016年リオデジャネイロ五輪は当時、順大2年生だった塩尻和也(富士通)が3000メートル障害に出場。昨年の箱根駅伝2区で区間新記録(当時)をつくった相沢晃(旭化成)は東京五輪1万メートル代表に決まった。20歳の田澤、18歳の三浦も「箱根から世界へ」という大会理念を体現する活躍を見せられるか。 東京箱根間往復大学駅伝で、戸塚中継所に向かう駒大2区の田澤廉=2日、横浜市