【新型コロナ】三沢の飲食店従業員5人感染 青森県、店舗名公表 

青森県は3日、八戸市、上十三、三戸地方、弘前、五所川原の5保健所管内で10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。三沢市の飲食店2店舗では従業員計5人の感染が判明し、県は利用客を速やかに特定できない恐れがあるとして、店名を公表。昨年.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県は3日、八戸市、上十三、三戸地方、弘前、五所川原の5保健所管内で10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。三沢市の飲食店2店舗では従業員計5人の感染が判明し、県は利用客を速やかに特定できない恐れがあるとして、店名を公表。昨年12月18~30日の利用客に対し、保健所への相談を呼び掛けた。県内の感染者は累計506人となった。[br][br] 県が公表したのは、三沢市中央町2丁目の飲食店「オフザウォール」と「BLACKSHEEP(ブラックシープ)」。[br][br] 感染した従業員の居住地は、上十三管内が20~70代男女3人、三戸地方管内が50代男女2人。うち70代男性が中等症で、ほかは軽症か無症状。三戸地方管内の50代男性と同居する40代女性も陽性だった。[br][br] 利用客は各店舗で1日当たり最大30人程度。米軍三沢基地関係者も訪れていた。店は31日から営業を休止している。一部の従業員はマスクを着用せずに接客したこともあったという。[br][br] 今後の感染拡大の可能性について、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「具体的な状況はまだ分からないが、接待を伴う店ではなく、それほど広がりはない」との見方を示した。[br][br] 三沢市は3日午後、市役所で市感染症対策本部会議を開催。終了後に取材に応じた小桧山吉紀市長は「心配や不安を感じていると思うが、冷静な行動をお願いしたい」と市民に訴えた。[br][br] このほか、八戸市では40代男性が感染。昨年12月25日から1人で関東や関西地方を訪問し、1月2日に同市に戻ったが自宅には寄らず、検査で陽性が判明した。軽症で療養している。[br][br] 弘前管内は、県立高校で発生したクラスター(感染者集団)に関連した性別非公表の10代1人。クラスター関連の感染者は計52人となった。県はクラスターに関連する生徒の所属が、複数の学校に及ぶことを初めて明らかにした。校名や所在地は公表してない。[br][br] 上十三管内の40代男性と五所川原管内の50代女性は感染経路を調査中。 五所川原市のショッピングセンター「エルムの街」の運営会社は3日、同センターに勤務する50代女性の感染を明らかにした。