伝統工芸士の北向さん(おいらせ)、地元の講座で指導熱心に

会員に指導する北向春枝さん(右)
会員に指導する北向春枝さん(右)
昨年12月、南部菱(ひし)刺しで青森県伝統工芸士の認定を受けた、おいらせ町の北向春枝さん(73)が、「ほがらか教室」(町社会福祉協議会主催)の講座「ひしざしの会」で、会員の指導に熱心に取り組んでいる。北向さんは「認定は家族、会員や指導してく.....
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 昨年12月、南部菱(ひし)刺しで青森県伝統工芸士の認定を受けた、おいらせ町の北向春枝さん(73)が、「ほがらか教室」(町社会福祉協議会主催)の講座「ひしざしの会」で、会員の指導に熱心に取り組んでいる。北向さんは「認定は家族、会員や指導してくださった先生ら皆さんのおかげ。これからは後継者を育成し、菱刺しを知ってもらえるように頑張りたい」と意気込む。[br][br] ほがらか教室は、高齢者の介護予防と生きがいづくりを目的に1984年に開講。「ひしざしの会」は2年後に始まった。[br][br] 北向さんは90年に同会に参加。当時、講師を務めていた八戸市の故西野こよさんから菱刺しを教わり、2003年に講師となった。[br][br] 同会は例年、4月から活動しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、8月から実施している。[br][br] 伝統工芸士認定後、初の教室開催となった12月24日は、会員8人中4人が参加。北向さんが針の刺し方や菱模様の作り方についてアドバイスし、会員がタペストリーやマスクなどを丁寧に仕上げた。[br][br] 北向さんは「大好きな菱刺しを30年続けてこられたのは幸せ。挑戦してみたいと思う人がいれば、ぜひ声を掛けてほしい」と笑顔で話した。会員に指導する北向春枝さん(右)