▽東福岡(福岡)2大会ぶり21度目。過去3度の優勝を誇る強豪。サイド攻撃に威力があり、年代別の日本代表経験を持つ青木は巧みなドリブル突破が魅力のアタッカーだ。守備では野口、左座の長身DFコンビが安定感をもたらす。[br][br] ▽佐賀東(佐賀)3大会ぶり11度目。ボールを丁寧につなぐスタイルにこだわる。中盤で2年生の吉田がリズムをつくり、好機では決定力のある背番号10の小屋に期待が掛かる。第95回大会のベスト16が最高成績で、初の8強入りに挑む。[br][br] ▽創成館(長崎)初出場。県大会で国見、長崎総合科学大付と実力校を連破して全国への切符をつかんだ。2年生のGK永田を中心とした粘り強い守備が身上。ボールを奪った後は主将のMF岩崎のパスを起点に、速攻でゴールを狙う。[br][br] ▽ルーテル学院(熊本)4大会ぶり5度目。堅守が自慢で、県大会は準々決勝からの3試合をいずれも0―0からのPK戦を制して勝ち抜いた。空中戦に強いDF坂本、読みの鋭いGK永田が守備の要。攻撃面の改善が上位進出への鍵となる。[br][br] ▽日本文理大付(大分)初出場。絶対的な選手はいないが、全員が労を惜しまず愚直に走る。県大会で得点を量産した垣内は全国でもゴールネットを揺らせるか。守備は高さがない分、運動量と位置取りで補いたい。まずは初勝利が目標だ。[br][br] ▽宮崎日大(宮崎)初出場。攻撃的なパスサッカーを志向し、県大会決勝では選手権優勝経験のある鵬翔に3―2で打ち勝った。桜田、鬼束の2トップが攻撃の仕上げ役を担う。1年生サイドバックの石川はキック精度が高い。[br][br] ▽神村学園(鹿児島)4大会連続8度目。攻撃は2人の1年生に注目。FW福田は泥くさいプレーもいとわず貪欲にゴールを狙い、トップ下の大迫が質の高いパスを供給する。前回大会を経験している上級生とかみ合えば面白い。[br][br] ▽那覇西(沖縄)2大会ぶり17度目。連動したプレスから果敢にゴールを狙うスタイル。ワントップの石川や、2列目の照屋の出来が結果を左右しそうだ。苦戦が続く沖縄県勢として第73回大会以来となるベスト8入りを目指す。