▽大社(島根)5大会ぶり10度目。県大会の決勝では立正大淞南の5連覇を阻み、出場を決めた。鋭い突破を武器とする持田優らが個々の高い能力を生かして好機を生み出す。32大会ぶりの勝利のためには、組織的な守備が鍵となる。[br][br] ▽作陽(岡山)3大会ぶり24度目。ポストプレーがうまい最前線の杉本翔や推進力がある美濃が軸になり、縦へ速い攻撃を繰り出す。DFは山本、原田ら2年生が中心。ボール奪取に優れるMF奥が中盤の底に構え、中央の守備は堅い。[br][br] ▽広島皆実(広島)2大会連続16度目。力強さのある閑田とドリブルが持ち味の田部の2トップが強力。身長185センチの大越を軸とした守備陣には安定感がある。出場した直近5大会は初戦敗退が続いており、まずは1勝が目標となる。[br][br] ▽高川学園(山口)2大会連続26度目。高いボール保持率を生かしてピッチの幅を広く使って攻める。守備の要のDF田中は長いパスが正確で攻撃の起点になる。工夫に富んだ攻撃時のセットプレーも武器。前回は2回戦止まりで上位を狙う。[br][br] ▽徳島市立(徳島)3大会連続18度目。前回大会は初めて8強に進んだ。その土台となった堅守を維持しながら攻撃の質を高めてきた。機動力のある1年生の林が前線でパスを引き出し、左サイドの前田は左足の正確なキックで好機をつくる。[br][br] ▽大手前高松(香川)2大会連続2度目。前回は2回戦で敗退。攻撃は手数をかけず前線にパスを送り、俊足のFW足立や右サイドの松田が起点となる。技巧派の正木はロングスローにも注目。前回を経験したGK三谷が最後方から支える。[br][br] ▽新田(愛媛)39大会ぶり3回目。5試合で18得点の攻撃力を武器に県大会を勝ち上がった。前線でのプレスからの速攻が特長。前線は推進力がある選手が並び、左の玉井は切れ味鋭いドリブルで好機をつくる。46大会ぶりの1勝なるか。[br][br] ▽明徳義塾(高知)4大会ぶり8度目。攻守の切り替えの早さや豊富な運動量が光る。FW泉を筆頭に出足が鋭い3トップに球を預け、中盤も加わって分厚い攻撃を仕掛ける。5バックに近い布陣は細かく立ち位置を修正し、安定感がある。