三沢市連合PTAが「Withコロナ啓発カード」作製 保護者向け4千枚「差別のない社会を家庭からつくろう」

冨田敦教育長(左から2人目)に完成を報告した小向香織会長(同3人目)
冨田敦教育長(左から2人目)に完成を報告した小向香織会長(同3人目)
三沢市連合PTA(小向香織会長)は、市教委や市小中学校長会(冨田隆会長)と協力し、市内小中学校に通う児童生徒の保護者に向けた「With(ウィズ)コロナ啓発カード」4千枚を作製した。新型コロナウイルスの感染拡大による不安から不寛容になりがちな.....
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 三沢市連合PTA(小向香織会長)は、市教委や市小中学校長会(冨田隆会長)と協力し、市内小中学校に通う児童生徒の保護者に向けた「With(ウィズ)コロナ啓発カード」4千枚を作製した。新型コロナウイルスの感染拡大による不安から不寛容になりがちな大人に対し、「責められるべきは人や地域ではなくウイルス」とのメッセージを発信。誹謗(ひぼう)中傷や差別の無い優しい社会を家庭からつくろう―と呼び掛ける。[br][br] 市内で感染者を特定しようとする動きがみられる現状から、悲しい思いを子どもにさせないため、児童生徒や保護者の意識を高めることを目的に企画した。PTAによる新型コロナに関する啓発カードの作製は、青森県内初の試みという。[br][br] カードは縦約9センチ、横約5センチ。表面に「ウイルスに負けない生活を家族で考えよう」などとメッセージを記し、ウイルスと戦っている人がいること、立ち向かうべきはウイルスということを、保護者から子どもたちに教えよう―と訴える。[br][br] 裏面には、感染症に関する受診方法や相談先の電話番号を記載した。二つ折りにするとポイントカードと同じくらいの大きさになり、財布などに入れて携帯できる。[br][br] 小向会長は15日、市役所に冨田敦教育長を訪ね、カードの完成を報告。取材に対し「少しでも保護者の不安解消につながればうれしい」と話した。[br][br] 啓発カードは22日以降、全12小中学校を通じて児童生徒に配布する。市教委は今後、カードと同様のポスターを作り、市内小中学校の校内に掲示する方針。冨田敦教育長(左から2人目)に完成を報告した小向香織会長(同3人目)