三戸、名農の存続求める声相次ぐ 高校再編三八地区意見交換会

青森県教委は17日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定に向けた第2回三八地区意見交換会を八戸プラザホテルで開いた。県教委は第2期計画での高校配置シミュレーションとして▽全学校を配置▽三戸と名久井農業を統合して新設校を配置.....
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 青森県教委は17日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定に向けた第2回三八地区意見交換会を八戸プラザホテルで開いた。県教委は第2期計画での高校配置シミュレーションとして▽全学校を配置▽三戸と名久井農業を統合して新設校を配置―の2案を提示したが、委員からは2校を統合せずにそれぞれ存続させることを求める声が相次いだ。[br][br] シミュレーションは9月に行った第1回意見交換会の意見を基に作成した。2校を統合した新設校は、普通科1学級、農業科2学級としている。[br][br] 統合について、名農がある南部町の高橋力也教育長は「生徒が増えて部活動などが活発化するが、地元に高校がない地域が生まれてしまう」、三戸町の友田博文教育長は「名農は三戸郡の基幹産業である農業に特化した学校として、三戸は農業以外の地域の課題に取り組む学校として別々に残す必要がある」と、それぞれ否定的な考えを示した。[br][br] 一方、三戸町や南部町から八戸市の高校に通う生徒も多いことから、「生徒の流出を食い止めないと、いずれは統合ということになるのでは」という指摘も。解決策として、三戸や名農で全国からの生徒募集を導入してはどうか―との意見もあった。[br][br] 18日はむつ市で下北地区意見交換会を行う。