「統廃合せず存続を」県立高校再編 上北地区で意見交換会

上北地区の高校配置について意見が交わされた第2回地区意見交換会=15日、三沢市
上北地区の高校配置について意見が交わされた第2回地区意見交換会=15日、三沢市
青森県教委は15日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定に向けた第2回上北地区意見交換会を、三沢市のホテルグランヒルつたやで開いた。委員を務める市町村教育長やPTA関係者からは生徒の通学や進路選択に配慮し、統廃合せずに現在.....
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 青森県教委は15日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定に向けた第2回上北地区意見交換会を、三沢市のホテルグランヒルつたやで開いた。委員を務める市町村教育長やPTA関係者からは生徒の通学や進路選択に配慮し、統廃合せずに現在の高校を存続させるべきだ―との意見が目立った。[br][br] 県教委は、9月の第1回意見交換会で出た意見を基に学校配置シミュレーションを作成。上北地区では▽全学校を配置▽三本木、三本木農業恵拓、六ケ所を除く計6校を統合し、1学年18学級の新設校を配置―の2案が提示されていた。[br][br] 委員からは「下宿などの負担を軽減するためにも通学できる範囲に学校があった方が良い」など、地域にある高校の存続を求める意見が出された。[br][br] 統合校新設の場合についても「(十和田西、六戸、三本木農業の統合による)新設校の三本木農業恵拓が21年度にできる。またすぐに統合では早すぎるのでは」との声があった。[br][br] 七戸町の附田道大教育長は「町と七戸高が連携し、公設民営塾の設置に取り組むことを決定した」と報告。高校生が無料で通える塾を整備した岩手県葛巻町などの事例を参考にしており、七戸高の入学者確保につなげたい考え。[br][br] 第2回意見交換会は県内6地区で開かれる。三八地区は17日に八戸プラザホテル、下北地区は18日にむつグランドホテルで。上北地区の高校配置について意見が交わされた第2回地区意見交換会=15日、三沢市