ごぼう茶入りプリン開発など学習成果を市長に報告 三沢商業高生が特産品研究

小桧山吉紀市長(手前)に課題研究学習の成果を報告する生徒
小桧山吉紀市長(手前)に課題研究学習の成果を報告する生徒
青森県立三沢商業高(嶋雅樹校長)の商業科、情報処理科の3年生6人が10日、三沢市役所に小桧山吉紀市長を訪ね、同市の農産物や特産品を生かした食品の開発・改良、販売に取り組んだ、本年度の課題研究学習の成果を報告した。生徒たちは食品の特徴や活動時.....
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 青森県立三沢商業高(嶋雅樹校長)の商業科、情報処理科の3年生6人が10日、三沢市役所に小桧山吉紀市長を訪ね、同市の農産物や特産品を生かした食品の開発・改良、販売に取り組んだ、本年度の課題研究学習の成果を報告した。生徒たちは食品の特徴や活動時の苦労などを紹介。新型コロナウイルス感染症の影響で活動を制限されながらも、地域産業の活性化、特産品の知名度向上を目指して取り組んだ学習を振り返り、充実した表情を見せた。[br][br] 同校は、地域産業界と連携して起業家精神を育む学習を実施。3年生は▽市役所部会▽商工会部会▽観光協会部会―など六つの部会に分かれて、それぞれテーマを掲げ、地域のビジネスに直結する課題研究学習に取り組んでいる。[br][br] 本年度は市役所部会の3班が、航空自衛隊三沢基地の隊員食堂で提供されている鶏の唐揚げ「空自空上(からあ)げ」、同市特産のゴボウを使った「ごぼう茶」、同市産野菜を生かした「ピクルス」をテーマに、企画や販売、PRなどに挑戦した。[br][br] 同日は、同部会各班の代表者が市役所を訪問した。内沢杏那(あずな)さんと秋葉茜里(あかり)さんは、若者や高齢者らにごぼう茶をPRして消費拡大につなげようと、ごぼう茶の入ったプリンの開発を進め、同校の文化祭で販売した活動内容を発表。「外部の人と連携する上で、情報を頻繁にやり取りすることが大切と学んだ。商品化を目指して頑張る」と語った。[br][br] 小桧山市長は空上げやプリンを味わいながら、発表に耳を傾けた。「何気なく食べている物も、思いを込めて作ったり売ったりすることで価値が出る」と述べ、三沢の特産品に注目し価値を付けようと努めた生徒たちを称賛。研究が今後、地域のビジネスにプラスとなるように期待した。小桧山吉紀市長(手前)に課題研究学習の成果を報告する生徒