「誇れるスキルの一つに」女子大生がドローン講習に挑戦/主催団体は女性進出増にも期待

シミュレーターを使って技能訓練をする竹部咲良さん(手前)と中曽根七海さん
シミュレーターを使って技能訓練をする竹部咲良さん(手前)と中曽根七海さん
十和田市の民間団体・ドローンイノベーションネットワーク(関川明代表)が主催する小型無人機ドローン講習に今月、北里大獣医学部(同市)の女子学生2人が挑戦し、基礎と応用技能の認定を受けた。若い女性の受講は珍しいといい、関係者は関心を持つ女性の増.....
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十和田市の民間団体・ドローンイノベーションネットワーク(関川明代表)が主催する小型無人機ドローン講習に今月、北里大獣医学部(同市)の女子学生2人が挑戦し、基礎と応用技能の認定を受けた。若い女性の受講は珍しいといい、関係者は関心を持つ女性の増加を期待している。参加した学生は「ドローンの専門知識はスキルの一つになる」と話しており、就職などに生かしたい考えだ。[br][br] 講習は同市の大窪実技教習所で2~4日に行われ、同学部生物環境科学科3年の竹部咲良(さくら)さん(20)=茨城県龍ケ崎市出身=と中曽根七海さん(21)=長野県上田市出身=が受講した。[br][br] 関川代表は青森県猟友会の狩猟指導員を務めており、同学科で狩猟学の講師を担当。2人はこの講義で、狩猟分野でもドローンが活用されていることを学び、興味を持ったという。[br][br] 講習で2人は、ドローン飛行の関係法令や機体の仕組みを学び、シミュレーターや実機での操縦訓練を積んだ。最後に、基礎技能と応用技能(目視外飛行)が身に付いたことを証明する認定証の交付を受けた。[br][br] 2人を指導したドローン検定上級公認指導員の菅原努さん(八戸市、ITH)や関川代表によると、講習を受けるのは建設や不動産関係の男性が多く、若い女性は特に少ないという。[br][br] 菅原さんは「女性の感性でドローンを活用し、活躍してくれる人材が増えれば」と期待を込めた。[br][br] 2人は今後の就職活動や就職後にも、技能を役立てたい考え。竹部さんは「ドローンは今後、ますます各分野での活用が進む。知識があるだけでも損はない」、中曽根さんは「同世代でも専門的な知識を持っている人は少なく、自分の誇れるスキルの一つになる」と話していた。シミュレーターを使って技能訓練をする竹部咲良さん(手前)と中曽根七海さん