六ケ所沖貨物船沈没事故 漁船漁労長を書類送検 

2月に六ケ所沖でベリーズ船籍の貨物船「GUO XING 1(グオシンワン)」(1989トン)が、八戸市の富丸秋山漁業所有の沖合底引き網漁船「第8富丸」(138トン)と衝突し、貨物船が沈没した事故で、八戸海上保安部は27日、業務上過失往来危険.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 2月に六ケ所沖でベリーズ船籍の貨物船「GUO XING 1(グオシンワン)」(1989トン)が、八戸市の富丸秋山漁業所有の沖合底引き網漁船「第8富丸」(138トン)と衝突し、貨物船が沈没した事故で、八戸海上保安部は27日、業務上過失往来危険の疑いで、漁船を操船していた漁労長男性(74)=同市=を青森地検八戸支部に書類送検した。[br][br] 書類送検容疑は2月29日午後10時10分ごろ、白糠灯台(東通村)の東南東約13キロの海上を八戸港へ向け南に航行中、魚群探知機の映像を見ていて周囲の確認などの注意義務を怠り、北上していた貨物船の右舷中央部に船首をぶつけ、沈没させた疑い。[br][br] 八戸海保によると、漁船は尻屋沖の漁場で操業し帰港中、貨物船は八戸港でスクラップを積載し韓国へ向かう途中だった。貨物船が現場付近で漁船の船首を横切るように右から左へ進路を取ったという。貨物船側の過失も調べたが、当時の状況が判然とせず、操船者の特定が困難として立件は見送った。[br][br] 事故で貨物船のベトナム人男性1人が救助されたが、ほかの乗組員13人(中国人7人、ベトナム人5人、フィリピン人1人)は現在も行方不明のまま。漁船の乗組員15人は全員無事だった。