再生可能エネ先進地を目指して 北岩手循環共生圏が講演・パネル討論会

テレビ朝日の山口豊さん(左から2人目)らが登壇した北岩手循環共生圏のパネル討論
テレビ朝日の山口豊さん(左から2人目)らが登壇した北岩手循環共生圏のパネル討論
脱炭素社会の実現を目指す岩手県北地方の9市町村による枠組み「北岩手循環共生圏」は20日、久慈グランドホテルで、テレビ朝日のキャスター山口豊さんを講師に迎えた講演会やパネル討論を開き、豊かな自然資源を活用して再生可能エネルギーの先進地となるた.....
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 脱炭素社会の実現を目指す岩手県北地方の9市町村による枠組み「北岩手循環共生圏」は20日、久慈グランドホテルで、テレビ朝日のキャスター山口豊さんを講師に迎えた講演会やパネル討論を開き、豊かな自然資源を活用して再生可能エネルギーの先進地となるための方策を探った。[br][br] 再エネに関する著書もある山口さんは講演で、脱炭素が世界の潮流になっている状況を踏まえ「社会全体が大転換点を迎えている。地方がエネルギー輸出地域になれるチャンスが巡ってきた」と強調。過去に取材してきた各地方の成功事例も紹介した。[br][br] パネル討論には山口さんのほか、遠藤譲一久慈市長、田中辰也一戸町長、9市町村が再エネ電力の供給を目指す横浜市の担当部長らが登壇。[br][br] 遠藤市長は「単独の市町村で375万人の人口を抱える横浜市とやり取りするのは難しい」として広域連携の意義を強調。田中町長は「海や山の幸を産地から届けられる強みもある」と、電力供給をきっかけに食材の売り込みもさらに広げていく考えを示した。[br][br] 同共生圏は今年2月、久慈、二戸、葛巻、普代、軽米、野田、九戸、洋野、一戸の9市町村で結成した。講演会には関係者約80人が参加したほか、各市町村役場にもオンラインで配信した。テレビ朝日の山口豊さん(左から2人目)らが登壇した北岩手循環共生圏のパネル討論