介護支援員ら対応法学ぶ 自殺防ぐ「ゲートキーパー」養成講座/十和田市

悩みを抱える人の心理や対応を学んだ講座
悩みを抱える人の心理や対応を学んだ講座
十和田市は18日、自殺の兆候にいち早く気付き、悩んでいる人に適切な対応を取る「ゲートキーパー」の養成講座を市保健センターで開催した。弘前大大学院保健学研究科の田中真助教が講師となり、自殺を引き起こす社会背景や悩みを抱える人の心理などを解説。.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 十和田市は18日、自殺の兆候にいち早く気付き、悩んでいる人に適切な対応を取る「ゲートキーパー」の養成講座を市保健センターで開催した。弘前大大学院保健学研究科の田中真助教が講師となり、自殺を引き起こす社会背景や悩みを抱える人の心理などを解説。参加した介護支援専門員と市役所職員約70人が対応法を学んだ。[br][br] 養成講座は2015年度から始まり、今年で6年目。19年度までで市民558人が受講している。[br][br] 今回の講座は、市が策定した「市自殺対策計画」に基づく人材育成の一環。[br][br] 講座で田中助教は時代の変化と実例を挙げ、悩みを抱える人たちの心理を説明。命をつなぎとめるゲートキーパーの心得として、相手の気持ちに寄りそう対話の仕方と、関係機関への相談をアドバイスした。[br][br] さらにセーフティーネットの重要性を強調し、「たとえ直接会えなくても、助けてくれる場所があると知ってもらうだけで救える命がある」と呼び掛けた。[br][br] 介護施設を経営する同市西十二番町の橘友博さん(40)は、「高齢者の方から悩みを聞く機会が多いので、今回学んだ方法をもう一度勉強したい」と話した。悩みを抱える人の心理や対応を学んだ講座