久慈地域卓球バレー協会が文科大臣表彰 障害者の生涯学習支援活動に尽力

久慈地域卓球バレー協会が月1回開く練習会で競技を楽しむ愛好者
久慈地域卓球バレー協会が月1回開く練習会で競技を楽しむ愛好者
障害者と健常者が一緒に取り組めるスポーツ「卓球バレー」の普及に努める久慈地域卓球バレー協会(久慈市)が、障害者の生涯学習支援活動に尽力したとして、文部科学大臣表彰を受けた。新里周一会長は「年代や障害の有無に関係なく楽しめる競技として広めたい.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 障害者と健常者が一緒に取り組めるスポーツ「卓球バレー」の普及に努める久慈地域卓球バレー協会(久慈市)が、障害者の生涯学習支援活動に尽力したとして、文部科学大臣表彰を受けた。新里周一会長は「年代や障害の有無に関係なく楽しめる競技として広めたい」と、受賞を励みにさらなる普及を誓う。[br][br] 卓球バレーは、音の鳴るピンポン球と木の板のラケットを使い、1チーム6人が卓球台を取り囲んで対戦。バレーボールのようなルールで、3打以内にネットの下を転がして相手コートに返球して争う。[br][br] 同会は障がい者スポーツ指導員や社会福祉協議会の職員が中心となり、2017年3月に全国で初めて地域単位の協会として発足。社会福祉施設や公民館に出向いて指導するほか、毎月1回は練習会を開き、愛好者を増やしてきた。[br][br] 18年と19年は「あまちゃんカップ」を開催し、それぞれ100人以上が出場。健常者も参加する大会は全国的に珍しいという。卓球バレーは海外でも注目されており、大会には国際協力機構(JICA)の事業で来日した外国人も2年連続で参加している。[br][br] 新里会長は「協会発足から4年でこうした機会を頂けるとは」と驚きつつも受賞を喜ぶ。現在は障害者の愛好者が多いが、「健常者と障害者の割合を半々にしたい。そのためにも公民館などを回り、もっと競技の魅力を伝えたい」と目標を語った。久慈地域卓球バレー協会が月1回開く練習会で競技を楽しむ愛好者