V4原動力は「レスリングが好き」伊調馨さんと澤内会長対談/青森県スポーツ協会創立100周年

「レスリングが好きという気持ちが五輪4連覇の原動力」と語る伊調馨さん=14日、青森市
「レスリングが好きという気持ちが五輪4連覇の原動力」と語る伊調馨さん=14日、青森市
青森県スポーツ協会(佐々木郁夫会長)は14日、創立100周年を記念し、レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨さん(八戸市出身)と、伊調さんの恩師で県レスリング協会の澤内和興会長の記念対談を青森市で行った。伊調さんは「4連覇は競技を続けた.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県スポーツ協会(佐々木郁夫会長)は14日、創立100周年を記念し、レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨さん(八戸市出身)と、伊調さんの恩師で県レスリング協会の澤内和興会長の記念対談を青森市で行った。伊調さんは「4連覇は競技を続けたから成し得たこと。レスリングが好きという気持ちが原動力になった」と継続することの大切さを訴えた。[br][br] 対談では、これまで獲得した五輪4大会の金メダルを前に、伊調さんが各大会や競技人生を振り返った。[br][br] 12年ロンドン大会を「思い通りに体が動き、一番楽しい五輪だった」と回想した一方、4連覇を懸けて臨んだ16年リオデジャネイロ大会については「4連覇の重圧が重く、思った通りに体が動かなかった」。納得する試合はできないが、負けてはいけない―と思って戦っていたといい「勝ったときはホッとした」と当時の心境を思い返していた。[br][br] 会場には、自身も通った八戸市のレスリングクラブ「八戸クラブ」に所属する子どもたちの姿もあり、伊調さんは「勝ったことよりも負けた試合の方が覚えている。悔しさを忘れずに練習することが大切」と語り掛けていた。[br][br] 現在は日本体育大で女子選手を指導するほか、自らも練習に励んでいる。澤内会長は「選手と真剣に向き合い、良いところを見つけるのが指導者の仕事」とアドバイスしていた。[br][br] 伊調さんは現時点で試合に出場する予定はないという。対談後の取材に「レスリングを追求して発展させることが現在の一番の目標」と語った。[br][br] 対談に先立ち行われた式典では、県のスポーツ振興に貢献した功労者として田名部匡省氏ら計104人を表彰。デーリー東北新聞社など32団体1個人に感謝状を贈呈した。「レスリングが好きという気持ちが五輪4連覇の原動力」と語る伊調馨さん=14日、青森市