原敬百回忌 平民宰相の偉業しのぶ/盛岡

原敬の遺影の前で焼香し、手を合わせる参列者
原敬の遺影の前で焼香し、手を合わせる参列者
爵位を持たない「平民宰相」として国民に親しまれた、第19代内閣総理大臣・原敬(1856~1921)の百回忌に当たる4日、出身地の盛岡市の寺で追悼会が営まれ、参列者が郷土の先人をしのんだ。 原は新聞社や外務省を経て、1918年に内閣総理大臣に.....
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爵位を持たない「平民宰相」として国民に親しまれた、第19代内閣総理大臣・原敬(1856~1921)の百回忌に当たる4日、出身地の盛岡市の寺で追悼会が営まれ、参列者が郷土の先人をしのんだ。[br][br] 原は新聞社や外務省を経て、1918年に内閣総理大臣に就任し、日本初の本格的な政党内閣を組織するなどして支持を集めた。21年11月4日に東京駅で暗殺されてから、今年は没後99年、百回忌に当たる。[br][br] 追悼会は地元有志らで組織する百回忌記念事業実行委員会の主催。原家の墓がある大慈寺で営まれ、関係者約50人が出席した。[br][br] 原敬を想う会会長を務める谷藤裕明盛岡市長は、「先生が命を懸けて取り組んだ民主政治は見事に定着している」と追悼の言葉を述べ、功績をたたえた。参列者は焼香した後、境内の墓前で静かに手を合わせた。[br][br] 実行委は当初、百回忌に合わせて多くの関連事業を予定していたが、新型コロナウイルスの影響でほとんどを来年に延期。追悼会も規模を縮小した。原敬の遺影の前で焼香し、手を合わせる参列者