【新型コロナ】弘前クラスター 県の想定より早い時期から感染か

弘前市で発生した新型コロナウイルスの飲食店クラスター(感染者集団)について、青森県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は5日、「県が示した期間より(早い時期から)長期間で、多くの人が感染し、感染拡大防止を難しくさせた」と国のクラスター対.....
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 弘前市で発生した新型コロナウイルスの飲食店クラスター(感染者集団)について、青森県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は5日、「県が示した期間より(早い時期から)長期間で、多くの人が感染し、感染拡大防止を難しくさせた」と国のクラスター対策班から指摘されたことを明らかにした。[br][br] 県は当初、飲食店利用客で最初に感染が報告された60代男性医師の陽性判明の2週間前である9月28日から、飲食店が最後に営業した10月10日までを感染の恐れがある期間と想定。この期間に来店した利用客約160人に対し、検査を受けるように呼び掛けていた。[br][br] 飲食店側では10月1日に従業員1人が体調不良を訴え、その後も複数人が喉の痛みなどを発症していた。[br][br] 大西医師によると、クラスター対策班による積極的疫学調査を進めた結果、9月28日以前から感染が成立し、10月以降に発症した可能性があることが分かった。大西医師は「(調査結果は)あくまでも暫定的。あらためて情報を整理して示していきたい」とした。