青森県立百石高(中村豊校長)の生徒が企画、運営する地産地消レシピコンテスト「百高カップ2020」の表彰式が10月31日、おいらせ町のみなくる館で行われた。おかず部門では八戸市立市川中3年、須藤眞尋さんの「長いも de メンチ」、スイーツ・デザート部門では同校3年、前田和奏さんの「長いもわらびもち」がグランプリに輝いた。[br][br] 同コンテストは、中学生に地元食材ナガイモを使ったレシピ作りに挑戦してもらう形で開催。1、2年生37人が主体となり企画、運営、審査、記録の4班に分かれて準備した。[br][br] 7月に募集要項などを郵送した青森県南地方の66中学校のうち11校から、おかず部門54作品、スイーツ・デザート部門18作品が集まり、9月中に生徒や職員、外部の審査員が審査した。[br][br] 審査委員長の八戸プラザホテル須田忠幸総料理長は、「賞をこれからの社会生活に生かしてほしい。料理界を背負うような人間になってもらえれば」と期待を込めて講評した。[br][br] おかず部門グランプリの須藤さんは「選ばれると思っていなかったのでうれしい。これからも料理の技術を磨きたい」と喜んだ。[br][br] 同カップ実行委員長で2年の石井瑠奈さんは、「予想以上の数の作品が集まって良かった。ゼロからのスタートで、企画から今までの時間が本当に貴重だった」と振り返った。[br][br] 入賞作品はレシピ集に掲載し、11月中に参加者に郵送するほか、町内の飲食店に配布する予定。[br][br] グランプリ以外の入賞者は以下の通り。(敬称略)[br] ◇奨励賞▽おかず部門 岡堀素葉(八戸市立長者中2年)中村羽菜(同市立中沢中2年)吉田光(同市立市川中3年)▽スイーツ・デザート部門 川原未緒(八戸市立長者中2年)髙山洋介(同市立中沢中3年)