【ヴァンラーレ八戸―鹿児島】守備固め、後半勝負で好機生かす

【八戸―鹿児島】後半21分、八戸はMF中村太一(右)が先制ゴールを決める=25日、八戸市プライフーズスタジアム
【八戸―鹿児島】後半21分、八戸はMF中村太一(右)が先制ゴールを決める=25日、八戸市プライフーズスタジアム
八戸が9月19日以来、8試合ぶりの白星を手にした。試合終了の笛が鳴った瞬間、会場には勝利を渇望していたサポーターの歓喜の声が響き渡った。選手は達成感からか、ピッチに倒れ込んだ。上位の鹿児島を相手に、チームが一体となり、粘り強い守備と勝負強さ.....
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 八戸が9月19日以来、8試合ぶりの白星を手にした。試合終了の笛が鳴った瞬間、会場には勝利を渇望していたサポーターの歓喜の声が響き渡った。選手は達成感からか、ピッチに倒れ込んだ。上位の鹿児島を相手に、チームが一体となり、粘り強い守備と勝負強さを発揮した。[br][br] 「前半無失点、後半勝負」。今月に入ってから、チームが掲げてきた試合のプランがついに実現した。前半は相手の個人技を生かした攻撃に手を焼き、主導権を握られたが、ゴール前の守備を固めて対応。GK花田力は「DFが最後まで体を寄せて、シュートコースを限定してくれた」と話す通り、決定的なピンチに見える場面でも冷静にしのいだ。[br][br] チャンスはそれほど多くなかったが、後半に入るとサイドを起点に突破口を切り開いた。同11分、中央でクロスを受けたMF中村太一が右足を振り抜くと、ボールは低い弾道でDF2人の間をすり抜け、ネットを揺らした。中村は交代出場の5分後のゴールに「求められた仕事を果たせた。好機を生かせて良かった」と満足げだった。[br][br] 先制後はDF穂積諒を投入し、徹底的に守備を固めてリードを守り切った。花田は「ホームで勝ちたいという気持ちが全員のプレーに表れていた」と強調。成績が低迷したこの秋を振り返りながら、「やっと八戸らしい泥臭い戦いができた」と勝利の喜びをかみしめていた。【八戸―鹿児島】後半21分、八戸はMF中村太一(右)が先制ゴールを決める=25日、八戸市プライフーズスタジアム