青森県教委は21日、2021年度の県立高校入学者募集人員を発表した。全日制は前年度を510人下回る7395人で、出願倍率は1・00倍となる見込み。募集人員は11年連続で減少し、予想倍率はデータが残る01年以降、過去最低となった。募集学級数は、学校の統廃合などの影響で14学級減の192学級。[br][br] 全日制の募集人員を地区別にみると、上北地区は十和田西、六戸、三本木農業が募集停止し、統合校の三本木農業恵拓として新設されるのに伴い、3学級105人減少する。[br][br] 三八地区では三戸が1学級減。八戸工は電子機械科、情報技術科、土木建築科を募集停止し、土木科と建築科を新設する。下北地区では増減がない。[br][br] 県立高校再編第1期計画(18~22年度)に基づき、1学年1学級規模の「地域校」として設置していた木造深浦校舎は、2年連続で入学者数が募集人員(40人)の2分の1未満となったため募集停止が決まった。[br][br] 定時制では八戸工、青森工、弘前工の3校で工業科を募集停止する影響で、募集人員は120人減の480人。通信制の募集人員は増減なしの500人。特別支援学校高等部は1学級8人減の55学級300人。 三本木高付属中は80人で前年度と変わらない。[br][br] 私立高校・中学校の募集人員は同日、県総務学事課が発表した。私立高は全日制・通信制・専攻科合わせて4245人、私立中は300人で、いずれも前年度と同数だった。