二戸市内小中学校に三浦哲郎さんの本寄贈 没後10年/三浦哲郎文学を読む会

鳩岡矩雄教育長(右)に三浦哲郎さんの作品を手渡した沼野節子代表(中央)ら
鳩岡矩雄教育長(右)に三浦哲郎さんの作品を手渡した沼野節子代表(中央)ら
二戸市にゆかりのある芥川賞作家三浦哲郎さん(八戸市出身、1931~2010年)の没後10年の節目を機に、二戸市の「三浦哲郎文学を読む会」(沼野節子代表)が市内小中学校に三浦さんの作品を寄贈した。市教委を通して各校に3冊ずつ配布される。 小学.....
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 二戸市にゆかりのある芥川賞作家三浦哲郎さん(八戸市出身、1931~2010年)の没後10年の節目を機に、二戸市の「三浦哲郎文学を読む会」(沼野節子代表)が市内小中学校に三浦さんの作品を寄贈した。市教委を通して各校に3冊ずつ配布される。[br][br] 小学校には「盆土産と十七の短篇」(中公文庫)、「作家生活50年 三浦哲郎の世界」(デーリー東北新聞社)、「ユタとふしぎな仲間たち」(青い鳥文庫)、中学校には「盆土産~」、「作家生活50年~」と「三浦哲郎全作品研究辞典」(鼎書房)を寄贈する。[br][br] 座敷わらしが登場する「ユタとふしぎな仲間たち」は同市の金田一温泉が舞台で、岩手県北地方と三浦さんとのゆかりは深い。同会には同市や八戸市の会員9人が在籍し、毎月第3日曜に二戸市立図書館で音読会を開いている。[br][br] 15日には沼野代表ら会員が市役所を訪れ、鳩岡矩雄教育長に本を手渡した。沼野代表は「読書を通して子どもたちが社会で生きるヒントを得て、感受性を育んでもらえたらうれしい」と話していた。鳩岡矩雄教育長(右)に三浦哲郎さんの作品を手渡した沼野節子代表(中央)ら