田名部高で英語科閉科式典 「英語科の精神永遠に」

英語科の歩みなどを英語で発表する生徒たち
英語科の歩みなどを英語で発表する生徒たち
青森県立田名部高(今井啓之校長)は17日、英語科の閉科記念式典を開いた。最後の3年生や来賓ら約250人が26年間の歴史に思いをはせるとともに、同科の授業モデルの継承と、同校のさらなる発展を祈念した。 同科は社会の国際化と多様な進路志望への対.....
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 青森県立田名部高(今井啓之校長)は17日、英語科の閉科記念式典を開いた。最後の3年生や来賓ら約250人が26年間の歴史に思いをはせるとともに、同科の授業モデルの継承と、同校のさらなる発展を祈念した。[br][br] 同科は社会の国際化と多様な進路志望への対応を目的に1995年4月に開設。以来、姉妹校である米国ポートエンジェルス高生の自宅にホームステイする「海外語学研修旅行」をはじめ、県の国際交流員を招いた「異文化理解授業」、児童に英語を教える「外国語交流学習」などを実施してきた。[br][br] 英語によるコミュニケーション能力や論理的思考力を強化する特色ある授業は「田名部モデル」として全国的に注目され、県内外で実践されてきた。2019年度までに802人の卒業生を輩出し、英語力を生かした職業などで活躍している。[br][br] 今井校長は同科の授業モデルを今後普通科で受け継ぐことに触れ、「閉科に喪失感を抱かざるを得ないが、その精神は永遠に息づくと確信している」と式辞。[br][br] 同科生徒39人を代表し大久保潤香さんは、「お世話になった先生方に最後の英語科生らしい恩返しができるよう、何事にも明るく積極的に取り組み、1日1日を大切に過ごしたい」と感謝の言葉を述べた。[br][br] 式典後は同科3年生が英語で3年間の思い出などを振り返るプレゼンテーションも行われた。英語科の歩みなどを英語で発表する生徒たち