【ブレイズ―王子】指揮官「努力実った」 難敵撃破、悔しさ晴らす

試合後の会見で涙を流す、ブレイズの大久保智仁監督
試合後の会見で涙を流す、ブレイズの大久保智仁監督
一昨年、昨年と最下位に沈んだブレイズの選手たちが、悔しさを晴らすかのように新ホームリンクで躍動した。昨季のリーグ戦で一度も勝てず、今季のプレシーズンゲームでも2連敗を喫した難敵を相手に、激しいチェックによるプレッシャーから、素早い攻守の切り.....
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 一昨年、昨年と最下位に沈んだブレイズの選手たちが、悔しさを晴らすかのように新ホームリンクで躍動した。昨季のリーグ戦で一度も勝てず、今季のプレシーズンゲームでも2連敗を喫した難敵を相手に、激しいチェックによるプレッシャーから、素早い攻守の切り替えで得点につなげた。ブレイズらしいハードワークを貫き、記念すべき一戦を白星で飾った。[br][br] 第1ピリオドに先制ゴールで口火を切り、第3ピリオドにも貴重な追加点を決めたのは、在籍11年目のベテラン田中遼。プレシーズンゲームでは2試合でわずか1点に封じ込められた攻撃面の反省を生かし、「(相手GKの視界を遮る)スクリーンなど、みんなに相手ゴール前で戦う姿勢があった」とチームで奪った会心の4ゴールに手応えを口にした。[br][br] 1点差に迫られた第3ピリオド終盤には相手の猛攻を受けたが、好セーブを連発したGK古川駿を中心に、体を投げ出してシュートブロックするなど、一丸となって最後までリードを守り切った。気迫のこもったプレーを見せた選手たちの姿に、大久保智仁監督は「ここ数年、(勝てずに)一番苦しんだのは選手たち。努力が実ってくれた」と声を詰まらせた。[br][br] 持ち味のハードワークを全開に、指揮官がシーズン前にテーマに掲げた「ゴール前で挑戦する姿勢」を開幕戦で体現したブレイズ。田中遼は「一昨年、昨年と負けが続いたのに、これだけの方が来てくれた。まだまだ借りは返せたと思っていない」と勝利に飢える選手たちの思いを代弁した。試合後の会見で涙を流す、ブレイズの大久保智仁監督