八戸市、下水道基本構想の見直し着手 

八戸市は13日、下水道など汚水処理施設の整備の方向性などを示した「市公共下水道基本構想」の見直しに着手した。現行の構想に盛り込んだ目標の達成が困難な上、今後の事業費を十分に確保できない可能性があることなどが理由。有識者会議で検討を重ね、本年.....
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 八戸市は13日、下水道など汚水処理施設の整備の方向性などを示した「市公共下水道基本構想」の見直しに着手した。現行の構想に盛り込んだ目標の達成が困難な上、今後の事業費を十分に確保できない可能性があることなどが理由。有識者会議で検討を重ね、本年度内にも新たな構想をまとめる。[br][br] 同日、検討委員会の初会合が開かれ、市が現状の課題や見直しに向けた方向性などを提示した。[br][br] 2015年度にも見直しが行われている現構想では、16~25年度の10年間の整備計画を定めている。[br][br] ただ、19年度まで実施した事業量と残りの事業を鑑みると、掲げた目標の達成は困難と判断。当初は整備完了まで約20年を見込んでいたが、現状を踏まえると完成まで30年以上かかるとみられることから見直しを決めた。年間約47億円と想定していた事業費も今後は確保できない可能性があることも理由とした。[br][br] 市は今後、汚水処理施設に関し、地域ごとの将来の人口減少の推移や実施可能な事業量などを推計。検討委員会の意見などを踏まえた上で、新たな構想をまとめる方針だ。